先日、大好きな実業家の女性のメルマガで、こんな事が書かれていました。
「私は【鉛筆】で書く時【HB】を一番良く使いました。
今は【2B】なんですってね。
スマホの時代になって
それだけ子供達の【筆力】が落ちているそうです。」
あぁ、確かに私の時も、鉛筆といえば、【HB】でした。私は小4の娘と小1の息子がいますが、確かに【2B】ですね。
でも、これは文字を書く事を学び始めの低学年だけで、ゆくゆくは【HB】に切り替わっていくものと勝手に思っていた事に気がつきました。
上の娘が高学年になるにつれて鉛筆を切り替える様な動きはないです。
この事を機に、いろいろ調べていくと筆力の低下からさまざまな事が見えてきました。
『AERA 2021年6月7日号のフリーランス記者・宮本さおりさん』の記事を見つけて感じた事です。
驚いたのが、学校の先生が、児童が書いた答案が読めない事態が起こっているというのです。
『正しいものに〇をつけましょう』という問題で、鉛筆で書かれた印が薄すぎて、どれに〇がついているのか分からない。消しゴムで消した跡なのか、書き直した◯なのかの判別がつかないと!
ひぇー!!!
そ、そ、そんなばかな(すいません。)
私の旦那ちゃんは、20年ほど長くリハビリの仕事をしてきて、東京の子供達の握力の低下を指摘していました。
なので、この筆力については唖然としました。
一方で
「本来は余分な力をかけずに書けるというのが正しい書き方です。手指の力というよりも、正しく鉛筆が持てていないというのが原因では」
筆力の薄弱化は正しい鉛筆の持ち方で改善できるという、長崎大学教育学部で書写指導を長年研究する鈴木慶子教授のご意見も。
なるほど…。
お箸の持ち方とかにも繋がるなぁ。
私も、旦那ちゃんも、お箸の持ち方を厳しつく言われてきました。
お箸は棒が2本だから多少難しさもある様に思うけど、棒を1本を持つという点で鉛筆の方が簡単かの様に思えますが(短絡的?)、鉛筆を小学1年生時点でうまく持てないお子さんもいる様ですね。
でも、デジタル化が進んで文字を自分で書く事自体なくなっていくのではと思う人も多いと思いますが、問題はそう簡単なものではなさそう。
授業を聞くときに、ノートに書くのはただ文字を書くのではなく脳に与える影響はとても大きいそうです。
記事の中で言語と脳の関係を研究する「東京大学・酒井邦嘉教授」も手書きの重要性、手書き活動の減少は学力低下に繋がると指摘しています。
文字をただ書いているのではなく、疑問を持ちながら自分の思考スピードに合わせて文字を書くこと、ノートの空間的情報も合わせて記憶していくこと、それが思い出す時にも手助けになるということでした。
なるほどなぁ。
子供達にも文字を書く機会を多く持たせる様にしたいなと思いましたね。
そんな事を昨夜、食事の時に話していたら、上の娘は「〇〇(名前)ね、鉛筆で書くの、力入りすぎて書くの遅いって先生に言われた。」と。
2番目の息子は「俺ね、力ありすぎて芯が折れる。」
握力や、筆力は問題なさそうですが(笑)
やや、見直しが必要な2人です(汗)
う〜ん、最高!